前処理仕事人

アクセスカウンタ

zoom RSS 初心者にもできる血中薬物の上手な固相抽出処理(逆相編)

<<   作成日時 : 2005/07/26 23:38   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

問い合わせで頻出する「医薬品分析の固相抽出」についてポイントをUp。

独断で選ぶ医薬品の分析の問い合わせトップ3といえば、

・血漿・血清
・尿
・製剤

ですが、さてこの中で、簡単にやりやすいのは、

1.製剤。特に散剤、顆粒剤、シロップ。

これらは、水に溶解が容易です(溶解するように開発されている)ので、まず溶かして、固相抽出です。糖類などの付形材、色素関係がマトリックスになります。

第一優先はC18処理ですが、メインの分析カラムもC18ですので、妨害ピークにあうこともあります。こんな時、イオン交換固相を使います。ポイントは、希釈率と緩衝液の塩濃度の設定です。HPLC移動相は、50mM以下で調製するのが良いと考えますが、固相抽出の場合は、少し多めの100mM程度がよいかと思います。しっかりpHを固定してください。

問い合わせ頻度で多いのは、

2.血液関係

血液関係の最大のマトリックスは、タンパクです。次にヒト血液では、油分(コレステロール高め!!)が多いやつもあります。

どう、除タンパクするか?
C18固相を使うときの基本戦略は、以下の3つ

・5倍以上希釈 たとえば、100μLとって、1mL程度の希釈とかが多い
・至適pHをはずす 生体試料は至適pHでタンパク結合がしっかり
・場合により、カウンターになる塩を

薄めることで、粘度をさげ、固相ゲルの細孔(ポア)に低分子薬物が入りやすくします。タンパクは、素通りしていきます。

至適pHをずらす=極端に酸性、アルカリ性 です。高濃度リン酸、塩酸を加えて、よく攪拌した後、希釈、固相抽出処理などをすることが多いです。酸性化合物は酸性に、塩基性薬物は、アルカリ性にすると良いでしょう。

さらに、塩基性薬物なら、塩濃度をしっかり確保してやると、疎水性が↑して逆相抽出が容易になります。


3.尿の場合

基本的に血液と同じでいけますが、希釈率を血液より上げた方がよいです。いろんな固形物浮遊物、塩が入ってきますので、少しでもこれらを緩和してあげるのがポイントです。


以上が、C18,C8、C2、ポリマーなどを使用する逆相抽出パターンです。


次回イオン交換のポイントをUpします。

では。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
初心者にもできる血中薬物の上手な固相抽出処理(逆相編) 前処理仕事人/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる